生姜(しょうが)の栄養成分と効能

生姜 生姜

ホワイトジンジャーの花です。ショウガは滅多に花をつけませんが、ホワイトジンジャーは甘い香りの白い花をつけます。香料の原料にもなるハーブです。

稲作と共に渡来した万病薬

熱帯アジア原産、ショウガ科の多年草です。日本には稲作と共に弥生時代に渡来しました。医療用漢方薬の7割に生姜が使われるほど薬効効果の高い野菜です。米国立がん研究所は「もっともがん予防に効果の高い食品」に指定しています。

言語学者アンドリュー・ドルビー氏は、著書『スパイスの人類史』(樋口幸子訳/原書房)で次のように記している。

(ショウガは)種子ではなく根茎の分割によって繁殖する。これは非常に長い間、人間の手で栽培されてきたために、元の野生植物が持っていた重要な特性が失われてしまったことを示すものだ。いくつかの主要な栽培植物にこうした現象が見られるが、スパイスではあまり例がない。

ドルビー氏は、ジンジャーを指す言葉はフィリピン島で使われた古いオーストロネシア語族の言語から派生しているとし、これはオーストロネシア人がジンジャーを持って移動したことの証拠と論じています。

大昔の船に贅沢品をなど積み込む余裕はなかったはずです。なのに積み込んだということは、スパイスやハーブなどの嗜好品ではなく、「生活必需品としての薬」と考えていためでしょう。ローマ帝国初期の医師、ディオスコリデスは効能について、「体を温め、消化を助け、食欲を増進させ、また緩下剤の作用があり、白内障にも効き、解毒剤の材料としても使われる」と記しています。

辛味成分が体内の脂肪や糖質を燃やします

辛味成分はショウガオールとジンゲロールです。ショウガオールは体内の脂肪や糖質をどんどん燃やします。また血液をサラサラにする作用もあります。ジンゲロールは強い抗菌作用があり、免疫力も増強します。生のしょうがを加熱したり乾燥させることでジンゲロールはショウガオールに変化します。生の生姜はジンゲロールが、加熱や乾燥ではショウガオールが多くなります。

生姜を常食すると脂肪が燃えやすい体質になります。

しょうがダイエットとは

毎日10グラムの生姜(乾燥の場合は1〜2g)を3時間ごとに摂ると、体温が上がり、汗をかきやすくなります。より効果を上げるにはそのタイミングで運動することです。

すりおろした生姜を紅茶に入れて3時間ごとに一日2〜6杯飲みます。または味噌汁やスープに入れて1日1杯飲みます。

紅しょうがや、チューブの生姜でも効果はあります。