シカクマメの栄養成分と効能

マメ科シカクマメ属、日本では一年草(原産地の東南アジアでは多年草)です。寒さに弱いためビニルハウスで育苗し、5〜6月に定植します。豆に四本のひだがあり、断面が菱のように尖った四角に見えることからこう呼ばれています。主な原産地は沖縄ですが、日本各地で栽培されています。旬は7〜11月ごろです。

シカクマメは莢(さや)や花、葉、茎、豆が食用になります。東南アジアでは主に芋(根)が食用にされていますが、日本では若い豆と葉が好まれています。

特筆すべき栄養素はβカロテン

βカロテンは色鮮やかな緑黄色野菜に含有されるカロテノイドで、シカクマメにも豊富に含有されています。夜盲症の予防や改善、黄斑変性症の予防、成長の促進、癌の予防、抑制、粘膜の健康維持、美肌効果などがあります。

またβカロテンは必要に応じて体内でビタミンAに変換されます。ビタミンAは強い抗酸化作用で活性酸素を除去し、老化を予防します。

ビタミンAは脂溶性のため、油と一緒に摂取すると吸収されやすくなります。油炒めや、油を使ったドレッシングと一緒に摂ると効果的です。シカクマメの天ぷらは軽い苦みと独特の歯ごたえで絶品です。

豆には豊富なたんぱく質

シカクマメには他の豆類と同様、豊富なタンパク質が含有されています。タンパク質は体を作る主成分で、不足すると皮膚や髪、爪、臓器などの健康を損ないます。またタンパク質は抗体の原料にもなり、免疫力の維持にも寄与しています。

タンパク質はヘモグロビンの原料になり貧血を予防します。またナトリウムを輩出して高血圧を予防し、コラーゲンを生成して若くみずみずしい肌を維持します。

カリウム、カルシウムが豊富

カリウムは主に細胞内の、ナトリウムは主に細胞外の浸透圧を維持しています。カリウムにはナトリウムの排出量を増やして血圧を下げるなどの効果があります。日本人は平均してほぼ目安量を摂取できていますが、高血圧を中心とした生活習慣病の一次予防には目安量以上の摂取が望まれます。

カルシウムは骨や歯の成分になります。また体の生理機能を調節し、心を安定させる働きがあります。不足すると骨粗鬆症やイライラの原因になります。カルシウムは炭水化物と同時に摂取すると吸収率が上がります。日本に不足がちな栄養素で、とくに20〜30代で不足しています。

シカクマメにはビタミンKも含有しています。ビタミンKは骨にカルシウムを定着させる働きをします。