シークヮーサーの栄養成分と効能

沖縄、台湾に自生する柑橘類

シークヮーサーは沖縄、台湾に自生する常緑低木の香酸柑橘で、和名はヒラミレモンです。レモンやライムの仲間で、レモンの代わりに使われています。ポリフェノールの一種「ノビレチン」を含有し、癌や糖尿病、排尿トラブルなどに効果があると言われています。

スダチやカボスによく似ていますが、やや小ぶりで、熟すと甘く、生食に適します。西日本の暖地なら問題なく育ちます。

ノビレチン(フラノボイド)に高い栄養効果

柑橘類の中でもとくにシークヮーサーに多く含有されるのがノビレチンです。ノビレチンは果汁より皮に多く含有されます。

排尿トラブルに

琉球大学と中部大学の合同研究チームは、前立腺肥大、過活動膀胱など排尿障害を持つマウスにノビレチンを投与したところ、排尿障害を改善する効果があることを確認しました。さらに頻尿や尿漏れを自覚するヒト50人ノビレチンを6週間接種してもらったところ、プラセボを摂取したグループとの比較で、明らかに排尿障害が改善されたこと確認しています。

アルツハイマーの予防、改善に

アルツハイマーの主な原因は、アミロイドβという物質が脳に沈殿するためとされています。ノビレチンはこのアミロイドβを減らす働きがあることが、東北大学の研究で分かりました。 東北大学の研究

血糖値の改善に

ノビレチンにはインスリンの分泌を助けて血糖値を下げる働きがあります。同時に含有されるビタミンCやクエン酸にも血糖値を下げる効果があることが分かっています。

茨城県つくば市の果樹研究所は21歳の女子学生に10日間、1日当たりシークヮサー約4個分のペーストを食べさせたところ、平均血糖値が4%下がったことが確認されました。これにもノビレチンが関係しているかもしれません。

癌の予防と改善に

慶応大学医学部はシークヮーサーからノビレチンを抽出し、ヒトの癌を移植したマウスに投与した結果、癌を大きく改善していたことを確認しました。また試験管内の癌細胞に投与した結果、二日で半減しました。このことからノビレチンには癌細胞の死滅させたり、転移や増殖を抑制する働きがあると考えられています。