サツマイモの栄養成分と効能

サツマイモ

米、小麦に続く貴重な炭水化物

中南米原産、秋が旬の根菜です。16〜17世紀に薩摩(鹿児島)に渡来しました。ベニアズマ、紅金時、ベニハヤトなどが代表的な品種ですが、最近になって甘みの強い安納芋が人気です。

サツマイモは無肥料で育ちます。それでは窒素収支が合わないのではないかと疑問視されていましたが、最近になってサツマイモの中にアゾスピリアムという窒素固定菌が住んでいることが分かってきました。そのため化学肥料や有機肥料に頼らなくても勝手に育ってくれます。

秋に収穫したサツマイモを籾殻などに埋めて寒さから守り、冬の間中ずっと出荷する農家もいます。サツマイモは痩せた土地でもよく育ち、戦後の復興期には貴重な食料でした。本来は熱帯のものですが、現在は北海道でも栽培されています。またサツマイモに含まれるビタミンCは熱で壊れにくいという性質があります。

便秘に効くセルロースとカラピン

とくに食物繊維(セルロースなど)が豊富なうえに、カラピン(白い汁の成分)との相乗効果で便秘に効きます。肥満や大腸がんの予防に効果的です。

皮の赤い色素はアントシアニン

皮の赤い色素はアントシアニンです。アントシアニンは視力回復、肝機能向上に役立ちます。

また皮にはカルシウムが豊富に含まれているため、骨や歯の形成、神経の興奮を抑える作用があります。つまり細く長いサツマイモはアントシアニンやカルシウムも豊富だということです。

ボケ防止にも

サツマイモに含まれるコリンは神経伝達物質で、ボケ防止に役立ちます。