ローズマリーの栄養成分と効能

古代より用いられた記憶力を高める薬草

ローズマリー ローズマリー

地中海沿岸が原産。シソ科の常緑性低木です。ローズマリーは「聖母マリアの薔薇」という意味で、西洋では女の子の名前としても人気があります。またとても生活に密着したハーブです。和名は「マンネンロウ(迷迭香)」。品種には立性(上に向かって伸びる種)匍匐性(地を這うように伸びる種)がありますが、使い方や薬効は同じです。ローズマリーは乾燥させても香りが逃げません。

記憶力を高めるカルノシン酸

古くからローズマリーを使ったハーブティーは「記憶力を高める効果」があると言われています。ローズマリーに含有されるカルノシン酸は神経成長因子の生成を促進するため、軽度のアルツハイマー型痴呆症の改善が期待されています。またカルノシン酸は動物実験により脳梗塞による脳細胞の壊死を予防する効果が確認されています。強力な抗酸化物質でもあり、癌などを予防、抑制します。食品の防腐剤や、歯磨き粉の成分などにも用いられています。

カルシノシン酸はローズマリーの他、セージにも含有されています。セージはソーセージに用いられるハーブです。

ローズマリー

肉や魚のロースト料理に

ローズマリーは肉や魚の臭みをとって、爽やかな香りをつけるために用いられます。またブーケガルニに加えられて煮込み料理に使われることもあります。和食ではあまり使われませんが、ローズマリーを漬け込んだ酢や油を用いることで香りの良い料理が楽しめます。

ローズマリービネガー

どんな酢でも構いません。葉をしごくなどしてローズマリーの緑の部分(木質化している部分は灰汁が出るので取り除く)を酢に漬け込みます。一か月ほど寝かせてローズマリービネガーの出来上がりです。ハーブオイルと合わせてドレッシングなどに活用できます。トウモロコシが原料の穀物酢も、ハーブを漬けると高級酢に変身します。

ハーブオイル

ローズマリーの葉(緑の部分)をしごいてオリーブオイルに漬け込むだけです。枝の部分も木質化していなければ葉をしごく必要はありません。数日で香りが移ります。ローズマリーオイルは主にロースト系の料理やドレッシングに使います。

サラダ油に漬け込んでも美味しくいただけます。せっかくならニンニクや唐辛子、あればペパーミントなどもお好みで加えると趣深い味や香りが楽しめます。いつもとは香りの違う目玉焼きが楽しめます。

ローズマリー塩

フレッシュのローズマリーを天然塩に混ぜるだけです。塩は多くの料理に使われるため、「わたしの香り=ローズマリー」として、食べる人の潜在意識に植え込むことができそうです。