リンゴの栄養成分と効能

りんご

人類が4000年も前から食している馴染み深いフルーツ

バラ科リンゴ属に分類され、原産地はコーカサス地方北部です。明治時代以降、風土に合わせるため盛んに品種改良されました。青森県で作られた「ふじ」は日本で一般的ですが、世界でももっとも生産量の多い品種です。心地良い歯ごたえと酸味、甘みのバランスが良く、大きな果実で色もキレイです。

英国には「1日1個のリンゴが医者を遠ざける」ということわざがあります。中国でも「リンゴを食べると医者要らず」と言われています。実際、リンゴにはビタミン、ミネラルがバランスよく含有されています。

カリウムが高血圧を改善する

リンゴに限らず、多くのフルーツにはカリウムを含んでいます。カリウムはナトリウムを排出して血圧を下げる効果があります。カリウムの積極的な摂取は、高血圧を起因とする生活習慣病の一次予防に役立ちます。

アンチエイジング効果も

リンゴを切ると色が褐色してしまいます。リンゴポリフェノールが酸化することによります。リンゴポリフェノールが自ら酸化することで、わたしたちの体を酸化から守ってくれます。同じく含まれるビタミンCとも相乗して、強い抗酸化パワーを発揮してくれます。

この抗酸化作用で、美肌効果や老化防止効果が得られ、ガンや生活習慣病を予防することができます。

田澤賢次『リンゴを皮ごと食べれば腸がきれいになる!』(実業之日本社)

田澤賢次氏の著書、「リンゴを皮ごと食べれば腸がきれいになる!」によると、リンゴの皮にはもの凄いパワーがあるようです。

リンゴ生食療法

「リンゴ生食糧法」とは、下痢をしたとき、リンゴを1日4〜5回、皮ごとすりおろして食べることにより、腸の働きを整えるというドイツの民間療法です。ドイツの医学者モーロによって効果が確認され、医学雑誌に公表されています。

その優れた効能はアップルペクチンのもたらすものです。リンゴの皮に多く含まれるアップルペクチンは、静菌作用に優れた水溶性食物繊維です。腸内の善玉菌を増やして悪玉菌を排除し、大腸がんの発生や肝転移、腸内での活性酸素の発生を予防してくれるそうです。

リンゴの皮に含まれるポリフェノールの抗酸化力は最強

リンゴに含まれる「アントシアニン」は、他と比べて極めて抗酸化力が高いそうです。

同じくリンゴの果皮に含まれるポリフェノールの「エビカテキン」はコレステロールの低下や、血糖値の上昇を抑制する働きが他のエビカテキンより凄いそうです。

この本は腸内フローラの状態とガンの関係について、実験結果などをまじえながら詳しく解説し、いかに食物繊維が大切かを説いています。結論として、リンゴを皮ごと食べて水溶性食物繊維をたっぷり摂ると、腸内環境が改善されてあらゆる病気になりにくいそうです。