パセリの栄養成分と効能

パセリ

ベランダでも育つ二年草

ヨーロッパ中南部からアフリカ北岸原産。セリ科の越年生草本。古代ギリシャ、ローマ時代には食中毒や二日酔いの予防に重宝されました。ベランダのプランタでも育ち、大きくなった外葉から順に摘んで食べます。冬は霜にあてないように気をつければ一年中収穫が可能です。春に播種すれば翌年の夏に花を咲かせます。因みに花言葉は「勝利」。パセリは旬を問わず常食できるハーブですが、緑黄色野菜でもあります。

料理の添え物の定番中の定番

パセリは殺菌効果が強く、腸内での肉や油の腐敗、消化不良を防いでくれるので、洋食や刺し身のあとには食べておくと安心です。パセリを食べると独特の香りが広がりますが、これはアピオールという精油成分で、腸内の悪玉菌を減らす作用があります。

このアピオールの殺菌作用と、パセリの色素の葉緑素が持つ消臭作用の相乗効果で、口臭を予防してくれます。外食時、匂いの強い料理を食べた後など、パセリをよく噛んで食べておくと安心です。

生活習慣病の予防にも

家庭でも毎食ごとにパセリを添える習慣をつけるといいでしょう。

葉緑素(クロロフィル)が血中コレステロール値を下げ、βカロテンやビタミンCの抗酸化作用が、生活習慣病の原因である活性酸素を除去してくれます。これによりガンや高血圧、高血糖、動脈硬化、脳梗塞などを予防します。

同じく抗酸化作用のあるルテオリンは糖分の代謝を促進する作用があり、ダイエットにも有効です。

さらに注目すべきは、セロリやバジルにも含まえるフラボノイド「アピゲニン」が含まれていることです。アピゲニンにも抗酸化作用があり、高血圧などを予防、改善に寄与しますが、最近の研究では、脳細胞の生成を促進し、シナプスの働きを高めることが明らかになりました。つまり頭も良くなるということです。

その他の栄養素

カルシウム ビタミンA、B1、E、鉄、カルシウム、リン、イオウ、カリウムなどのミネラル分を多く含有しています。

ビタミンAは眼の網膜色素の成分、皮膚・粘膜を健康に保ちます。また抗癌作用もあります。

ビタミンB1は補酵素として糖質の代謝を促進します。また神経機能を正常に保つ働きがあります。

ビタミンEは細胞膜の酸化を防ぎ、過酸化脂質の生成を防止し、老化を予防し、赤血球の溶血を防止します。

鉄は赤血球のヘモグロビンの成分になります。

カルシウムは骨や歯を形成し、神経の興奮を抑えてくれます。

リンも骨や歯を形成し、糖質の代謝を助けてくれます。

イオウは皮膚や髪、爪を形成、酵素の活性化に寄与します。

カリウムは細胞内液の浸透圧の維持し、心臓や筋肉の機能を調節してくれます。

まさに添え物の定番としてうってつけの野菜です。しかも家庭の植木鉢でも簡単に育てられるとあれば、ぜひ常食したい野菜です。