茗荷(みょうが)の栄養成分と効能

みょうが みょうが

農家の裏庭にはよく「みょうが」が植えられていて、道の駅などに出品されているのをときどき見ます。山野に自生しているものもあるので探してみるのもいいかもしれません。

みょうが

みょうがの花です。咲く前に収穫するのがベストですが、咲いてからでも美味しくいただけます。

日本料理に添える爽やかな香りが夏バテを予防

中国では漢方薬に使われていますが、食用として栽培しているのは世界でも日本だけのようです。歴史は古く魏志倭人伝にも登場する香味野菜です。

江戸時代の名家の家紋にミョウガを見ることがありますが、神仏の加護、冥加に通じて縁起をかついだものと思われます。

精油成分が胃の消化を助ける

鼻に抜ける爽やかな香りは精油成分のαピネンによるものです。体のだるさを取るので夏バテにはぴったりです。暑さで低下しがちな食欲を増進させます。発汗を促して体温を調整する作用があり、夏場のクーラー対策にも最適です。

女性のホルモンバランスと整える。

血行を良くして体を温めるので、冷え性や生理不順、生理痛で悩む女性の強い味方になります。また不眠症の改善にも有効です。

ミョウガは外用薬にもなる

薬用効果のあるミョウガは血行を促進させ、体を温める作用があります。刻んで入浴剤にするといいでしょう。肩こりには幹部に直接貼ると効果的です。

ぬか漬けにもミョウガ

ぬか漬けにすると本来ミョウガに含まれていないビタミンB1が浸透します。きゅうりや茄子と一緒に糠床につけると美味しくなって栄養も割増です。

茗荷の葉を用いた巻葉漬

三角寛氏の『つけもの大学』(現代書館)に茗荷漬の記述があります。

『茗荷は、たいへん匂ひの良いものである。この葉は、葉そのものは、葉だけでは食べられないが、巻漬にすると食べられる。しかし、その葉を食べるための茗荷漬ではなくて、その香を、漬物の中に移すのが目的である』(原文のまま)

詳細は割愛しますが、茄子、ニンジン、ラッキョウ、白瓜、サヤマメ、大根などを塩漬けにし、最後にミョウガの葉で巻いて、さらに塩漬けにするというものです。文末には、『うまいことは保証だが、手数がかゝるので、熱心でない無精者にはすすめかねる』とあります。