メロンの栄養成分と効能

オチウリ

贈答品の定番、超高級果菜のイメージ

メロンをフルーツに分類する人もいますが、ウリ科キュウリ属の果菜です。原産地は諸説ありますが、東アフリカ説が有力です。「メロン」という発音はフランス語です。日本のお年寄りには「ウリ」と呼ぶ人も多くいます。因みに上の写真は「オチウリ」と呼ばれるメロンです。

皮の網目のある「ネット系」と、網目のない「ノーネット系」に大別されます。プリンスメロンなどはその掛けあわせ品種です。

高価なのはネット系のマスクメロン(芳香の強いヨーロッパ種のネットメロンの総称)です。温室でひとつの株に1個の果実だけを育てるので、サイズが大きく芳香で、甘みの強いものになります。そのぶん生産効率が悪く、目の玉が飛び出るような価格にもなります。

マーブルメロンやマクワウリ、プリンスメロンなどノーネット系の露地物は旬になると安く出回ります。

食べどきは

メロンは通常、収穫日から5〜10日で食べごろを迎えます。気温にもよりますが、常温で保存しているとだんだん香りが強くなってきます。お尻を押してみて柔らかいようなら食べどきです。半額セールのものは「今」が食べどきかもしれません。冷蔵庫で冷やすとさらに美味しく感じます。

カリウムが豊富で余分な塩分を体外へ排出

特筆すべきは豊富なカリウムです。カリウムは体内のナトリウムを排出してくれます。塩分が多めの和食とは相性のいいデザートです。

また利尿作用も高いので、腎臓病や高血圧の予防、むくみの改善などに役立ちます。

ペクチンが腸をきれいにしてくれる

りんごやみかんに含まれるペクチンですが、メロンも豊富に含んでいます。ペクチンは水溶性食物繊維で、腸内では水を吸ってゲル状になります。糖分の吸収速度を遅くして急激な血糖値の上昇を抑えます。

また腸内にペクチンなど水溶性食物繊維が多いとインスリンが出やすくなることが分かっています。

さらに水溶性食物繊維は腸内で善玉菌の餌になります。一時的にはペクチンが腸の蠕動運動を刺激して便秘を改善しますが、継続して摂取することで少しずつ善玉菌が優勢になって、腸内環境が改善されます。三ヶ月ほどで美肌効果やダイエット効果が実感できると言われています。

βカロテンやビタミンCがガンや生活習慣病を予防

βカロテンは必要に応じて体内でビタミンAに変換されます。ビタミンAは目のビタミンとも呼ばれ、視力の維持に大きく寄与します。また乾燥肌を予防して皮膚の発育を正常に保ちます。さらには粘膜を丈夫にしてウイルスをブロックします。

ビタミンA、Cは、ともに強い抗酸化力で活性酸素を除去し、発生を抑制します。相乗して強いアンチエイジング効果を発揮し、ガンや生活習慣病を予防します。

これらのビタミンはペクチンとも相乗し、強い美肌、美白効果が期待できます。