栗(クリ)の栄養成分と効能

栗

縄文時代から食用にされた炭水化物が豊富な食料

栗はブナ科クリ属で、日本、ヨーロッパ、アメリカ、中国などに自生します。秋に収穫期を迎える実は主に栗きんとんなどに利用されています。茹でたり焼いたりして食べても美味です。

日本最大の縄文集落跡「青森県三内丸山遺跡」では、接ぎ木でしか不可能な大粒の栗が大量に見つかっています。つまり五千年も昔の縄文中期には大規模な農業が行われていたということで、粒の大きな日本栗の原型はそのころできたようです。教科書には「世界四大文明」などと書かれていますが、人類史にはメソポタミア文明(シュメール文明)よりももっと古い、文様(文字)や大規模集落を有する文明がいくつもあり、縄文文明もそのひとつだったようです。

初夏に白く長細い花をつけますが、慣れない人はその悪臭に戸惑うことも。冬に剪定で落とす枝は良質な薪木として利用されてきました。

炭水化物、マンガンが豊富

糖の代謝を助けるビタミンB1、B2、ナイアシンを含むため、ここ一番のエネルギー補給にはうってつけです。ビタミンCはデンプン質に包まれているため加熱しても損なわれにくく、美容効果や免疫力アップを期待できそうです。マンガンが豊富で、糖尿病、精力低下、消化障害に効果的です。渋皮にもタンニン(抗酸化作用、がん予防効果)や、豊富な食物繊維を含むため、無駄にしないように一緒にいただきたいところです。

栗