小松菜の栄養成分と効能

小松菜

関東地方では冬野菜の代名詞

冬が旬のアブラナ科の葉野菜です。春には小松菜の菜ばなも食用にされます。江戸時代に小松川村(現東京都江戸川区)で蕪を品種改良して生まれたといわれています。現在の多く流通しているのはチンゲンサイとの掛け合わせた品種です。

βカロテン、ビタミンC、葉緑素(クロロフィル)が豊富

βカロテンは体内でビタミンAに変わります。ビタミンAは目の神経伝達物質で、ドライアイや暗いところでの視力低下を予防します。また活性酸素を抑え、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病から体を守ります。皮膚や粘膜の細胞を正常に保ち、さらに免疫力を高めます。

ビタミンCは若返りのビタミンとも呼ばれています。美肌に不可欠なコラーゲンの生成にはビタミンCが必須です。活性酸素を抑えて老化を予防します。また白血球の免疫力を高める作用があり、風邪などをひきにくくします。

葉緑素は植物に含まれる緑の天然色素です。コレステロールやダイオキシンなど、体内の余分な物質を排出する作用があります。

小松菜

カルシウム、鉄分、カリウムが豊富

カルシウムが豊富で、骨や歯を丈夫に保ちます。また神経の興奮を抑え作用があります。

鉄分は貧血予防に有効です。

カリウムは細胞内液の浸透圧の維持、心臓や筋肉の機能を調節するため、高血圧の予防に役立ちます。

愛知の伝統野菜「正月菜」

小松菜の仲間で、少しだけ小松菜と違う「正月菜」があります。正月菜は「もち菜」とも呼ばれています。見分け方は葉の軸のほうを見て下さい。小松菜に比べて下のほうまで軸に葉がついています。あえて見分ける必要はないのかもしれません。味も栄養素も大差はありません。正月菜のほうが少しだけあっさりしているので、サラダにも適しています。もちろん小松菜も若い葉はサラダに適していますし、正月菜も旬をちょっと過ぎれば苦味が出てきます。

正月菜(もち菜)

正月菜しか入れない名古屋雑煮

名前から分かるように、お正月に雑煮の具にする冬野菜です。「名古屋雑煮」をご存じでしょうか。名古屋雑煮の具は「正月菜」しかありません。ときどき小松菜の場合もありますが、醤油と削り節に角切りにした餅+正月菜で作るのが名古屋雑炊です。さっぱりして美味です。