キウイの栄養成分と効能

キウイ

国内でも盛んに生産されている

キウイというとニュージーランドを連想しますが、最近は日本でも盛んに生産されています。雄雌異株で、雄がいないと雌は実をつけないため普通はセットで植えますが、田舎なら雌だけを植えても実がついてしまいます。近所に雄を植えている農家がいるか、キウイはマタタビ科マタタビ属の果樹なので、山野に自生するマタタビから受粉している可能性もあります。サルナシもキウイの仲間です。

キウイは品種改良が進んで甘くなっています。収穫が始まる晩秋なら常温でも春先まで保存できる便利なフルーツでもあります。

豊富なビタミンCがガンや生活習慣病を予防する

一日一個のフルーツはビタミンCの強い抗酸化力で、ガンや生活習慣病を予防します。キウイにも豊富なビタミンCが含有されています。ビタミンCにはアンチエイジング効果や、美肌、美白効果、風邪を予防する効果、コラーゲンの生成を助ける効果、シミ防止効果、免疫力を強化する効果などがあります。

ヒトの先祖は木の上で生活していたため、フルーツをたっぷり食べていました。そのため体内でビタミンCを合成する能力を失ってしまったと思われます。キウイ一個で一日に必要なビタミンCを補えます。もちろん計算上だけの話で、バランスの良い食事が大切なことは言うまでもありません。

豊富な食物繊維で便秘解消に

便秘になると老廃物や発がん性物質などが長時間体内に留まることになります。キウイなど果物に含まれるペクチン(水溶性食物繊維)は腸内の善玉菌の餌となり、腸内フローラの状態を改善します。飲料メーカーなどが「死んだ乳酸菌でも腸内で善玉菌の餌になる」と言っていますが、ペクチンのほうが手っ取り早いでしょう。水溶性食物繊維は蠕動運動を活発にして便秘を解消してくれます。

また水溶性食物繊維は糖質の吸収を緩やかにするため、食後の血糖値の急上昇を抑えてくれます。肥満や糖尿病の予防にも役立ちます。

キウイには不水溶性の食物繊維も含んでいます。不溶性食物繊維は胃の中に長時間留まるため、満腹感が得やすくなります。また発がん性物質などに吸着して体外へ排泄する作用もあります。

不溶性食物繊維は水には溶けませんが、水分を保持し、便の量を増やしてくれます。

豊富なカリウムで高血圧の予防に

カリウムは主に細胞内の、ナトリウムは主に細胞外の浸透圧を維持します。ナトリウムが過多になるとカリウムの働きで排出量を増やします。豊富にカリウムを摂ることは、高血圧を中心とした生活習慣病の予防、改善に役立ちます。

日本人の平均的な食事では、ほぼ目安量のカリウムが摂れています(国民健康・栄養調査結果)が、生活習慣病の一次予防には、目安量以上の摂取が求められます。キウイは他のフルーツ同様に、豊富にカリウムを含んでいます。

カリウムには骨密度を増加させる作用もあります。