いんげん豆の栄養成分と効能

民の僧「隠元」が持ち込んだ夏の豆

1654年に民国の僧侶隠元が長崎に持ち込んだことから、隠元豆と呼ばれていますが、日本には平安初期から「フジマメ」として存在していたという説もあります。

動脈硬化、高血圧こうしけっしょうの予防、更年期症状の改善に

栄養素は良質な植物性タンパク質が中心です。

血圧を安定させるカリウムを特に多く含有しています。

またビタミンB群やカルシウム、鉄、マグネシウム、亜鉛など他種類の栄養素が含まれています。効用も動脈硬化や骨粗鬆症をはじめとする更年期障害の改善など、多岐にわたっています。

食物繊維がコレステロールの上昇を抑える

豆類の中でも特に食物繊維が豊富です。とくに一般的な野菜には少ない水溶性食物繊維が豊富に含有されており、コレステロール値の上昇を抑制します。

また水溶性食物繊維は、腸内の善玉菌の餌となり、腸内フローラの状態を改善します。

糖尿病に有効

水溶性食物繊維は腸内で糖分の吸収を穏やかにし、血糖値の急上昇を抑制します。

未熟な豆をさやごと食べるサヤインゲン

マメ科インゲンマメ属。メキシコ南部、中央アメリカ原産。いんげん豆を若いうちにサヤごと食べるのがサヤインゲンです。旬は初夏から初秋で、関西では年に三度収穫できることから「三度豆」と呼ばれています。ごま和えや天ぷらが定番です。

栄養バランスの良い野菜

何か特別な栄養素が優れているというスーパーフードではありませんが、炭水化物やビタミン、ミネラル、食物繊維などがバランスよく含まれています。

βカロテン、ビタミンB群が豊富なため、動脈硬化の予防に役立ちます。またアスパラギン酸が豊富で、高血圧の予防に効果的です。

リジンが肝機能回復に貢献

リジンは小腸からカルシウムを吸収し、骨を形成し、コラーゲンの合成や、細胞の増殖や再生修復をサポートします。また肝機能の回復にも貢献するため、サヤインゲンは二日酔いにも効果的です。リジンを含むサヤインゲンには成長促進や薄毛防止、育毛効果、肌荒れの予防にも期待できます。

水溶性食物繊維が豊富

水溶性食物繊維は水に溶けるとゲル状に変化します。糖質を包み込んで吸収を穏やかにするため、血糖値の急上昇を抑えます。また水を吸収して便の量を増やします。腸を刺激して蠕動運動を活発にするため便秘を解消します。

これにより発ガン物質やダイオキシンなど、有害な物質を早く体外に排出します。