エリンギの栄養成分と効能

エリンギ

平成になって日本に根付いた茸

いつの間にか定着しているキノコですが、流通しているのは国産品です。1993年に愛知県林業センターによって人工栽培が始まりました。その後平成になって急に普及した茸です。日本人好みの食感で、天日で干すと貝ヒモ、生ではアワビやホタテに似た歯ざわりです。また家庭で作る松茸ご飯はだいたい「エリンギ」+「松茸味のお吸いものの素」です。

旨味成分は椎茸と同じグアニル酸です。昆布などに含まれるグルタミン酸や、煮干しなどに含まれるイノシン酸と一緒に出汁をとると、相乗して強い旨味が醸しだされます。

食物繊維がスゴイ

エリンギは極めて豊富な不溶性食物繊維を含んでいます。マツタケやキクラゲには劣りますが、エリンギは安価なので100円あたりの含有量はずば抜けて豊富なはずです。

不溶性食物繊維は水には溶けませんが、水分をがっちり保持して便の量を増やします。また腸壁を刺激して蠕動運動を刺激します。便秘解消によるデトックス効果が期待できます。

また不溶性食物繊維は胃の中に長く留まるため、満足感が得られやすいというメリットもあります。

ビタミンB群がエネルギーの代謝を助ける

エリンギには豊富なビタミンB群を含有しています。ビタミンB群とはビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、葉酸、ビオチン、パントテン酸の総称です。

ビタミンB群は糖質、脂肪、タンパク質の代謝を高める働きがあります。B群は相乗して機能するため、何かひとつが欠けても効能がダウンします。体に余分なものを溜めこまないための重要な栄養素なので、味噌汁の具などにして常食するとダイエット効果が期待できそうです。

ビタミンDがガンを予防する

エリンギにはビタミンDも豊富に含有されています。最近の研究で、血中のビタミンD濃度とガンの発生率は逆相関することが分かってきました。日本人の平均的な摂取量では、健康維持には十分でも、ガンを予防したり、進行を止めるには不十分と言われています。

ビタミンDはカルシウムの量を調整し、歯や骨の健康を保つ作用があります。また遺伝子の働きを調整する作用があり、免疫力の向上や糖尿病の予防にも役立ちます。

豊富なカリウムが高血圧やむくみを予防

エリンギにはカリウムも豊富に含まれています。カリウムには体内のナトリウムの量を調節する作用があります。高血圧を中心とした生活習慣病の一次予防には、目安量以上が望まれるとされています。