えんどう豆の栄養成分と効能

さやえんどう

さやえんどうやグリーンピース、若いつるなどが食用

マメ科エンドウ属。中央アジアから中近東原産。日本には遣唐使によって持ち込まれたと言われています。品種改良が繰り返され、さやえんどう専用種などもあります。

未熟なえんどう豆をさやごと食べる「さやえんどう」

さやえんどう

えんどう豆の未熟な若い実がさやえんどうです。旬は春先から晩春です。おひたしのほか、糠漬けにしたり、味噌汁や茶碗蒸しに入れていただきます。醤油漬けは酒の肴に最高です。

さやえんどうにはビタミンCが豊富

さやえんどうの段階ではビタミンCが豊富です。

ビタミンCは若返りのビタミンとも呼ばれています。美肌に不可欠なコラーゲンの生成にはビタミンCが必須です。活性酸素を抑えて老化を予防します。また白血球の免疫力を高める作用があり、風邪などをひきにくくします。

グリーンピースになると、ビタミンCが減少し、かわりに糖質が多くなります。

βカロテンは体内でビタミンAに変わります。ビタミンAは目の神経伝達物質で、ドライアイや暗いところでの視力低下を予防します。また活性酸素を抑え、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病から体を守ります。また皮膚や粘膜の細胞を正常に保ち、さらに免疫力を高めます。

完熟前のえんどう豆を食べるのが「グリーンピース」

成長した分栄養も充実してきます。タンパク質、糖質、ビタミンB1はさやえんどうの倍以上です。とくにナイアシンと食物繊維を多く含みます。

ビタミンB1は補酵素として糖質の代謝に関与、神経機能を正常に保つ働きがあります。

ナイアシンは皮膚や消化器、神経を安定させる効果があります。

えんどう豆を発芽させて食べる豆苗

えんどうの若芽と茎を摘んだものを豆苗(とうみょう)と言います。過去には中華料理の高級食材としておなじみでしたが、最近は安価に入手できます。グリーンピースのような風味とシャキシャキした食感が美味しい野菜です。

ガン予防、皮膚・粘膜の保護に

外見からは意外ですが、栄養素は高レベルです。ビタミン群ではA、B1、B2、C、Kの含有量が豊富です。さらに抗酸化力の強いβカロテンは、すべての野菜の中でも群を抜いてたっぷり含まれています。このことからガンを予防する働きが注目されています。

またβカロテンは体内でビタミンAに変化します。ビタミンAには目や皮膚、粘膜を守る作用があります。

高血圧予防にも

豆苗は、高血圧予防に欠かせない「カリウム」を多く含有しています。

アスパラギン酸が豊富

さやえんどう、グリーンピースともアスパラギン酸が豊富です。アスパラギン酸は体内でも合成できるアミノ酸(必須ではないアミノ酸)で、新陳代謝を高め、疲労を回復し、スタミナを増強します。