コリアンダーの栄養成分と効能

コリアンダー コリアンダー

ギリシャから地中海東部が原産のハーブ

ギリシャ南部、フランクティの洞窟の紀元前7000年ごろの層でコリアンダーの実が見つかっています。コリアンダーは人類が使用したハーブ、スパイスの中でも最古のものである可能性が高まってきました。

コリアンダーはギリシャから地中海東部が原産で、紀元前1300年ごろにはエジプトでも広く知られていました。ツタンカーメン王の墓からも見つかっています。古代ローマ、ギリシャ料理には欠かせない薬草でした。今もインドの代表的なスパイス、ベトナム、中国、タイでは料理の脇役として重宝されています。

日本でも平安時代から「カメムシ草」として知られ、栽培もされていましたが、最近になって急にパクチーブームが起きています。一部のマスコミが東京電力福島第一原発事故で放出された放射性物質を排出する効果があると紹介したため注目を集めたようですが、効用の真相はさだかでありません。

ただ興味深いことに、ここまで好き嫌いがはっきり分かれる香草は他に例がありません。タイやメキシコ、インドでも嫌いな人は大嫌いなようです。一部の体質の人にだけ至福感をもたらす効用があるのかもしれません。傾向としては女性に好まれ、男性には毛嫌いされるようです。好き嫌いの分水嶺は独特の臭い(香り)ですが、コリアンダーは強い抗酸化作用で体臭を抑える効果があります。加齢臭が気になる男性には本当は重宝されるべきかもしれません。

手近なところでは「ドクダミ」という薬草がコリアンダーに近い香りを有し、代用が可能だという人もいます。半信半疑ながらコリアンダーを栽培する農家が増えています。一過性のブームで終わるか、定着するかは今後を観察するしかなさそうです。

コリアンダーは、伝統的な薬理学では「体を冷やす食品」として認知されています。

整腸作用、消化促進、ストレスの緩和に

精油成分のリナロール、ゲラニオール、ボルネオールなどに整腸、消化促進、食欲を増進作用があります。

また体内の毒素が蓄積するのを防いだり、神経の緊張をほぐし、ストレスの緩和や血液の浄化を助ける効果があります。