セロリの栄養成分と効能

セロリ

加藤清正公が日本に持ち込んだ香辛野菜

セロリはヨーロッパ原産のセリ科の淡色野菜です。加藤清正公が日本に持ち込んだことから「清正人参」という別名もありますが、和名はオランダミツバです。一般に普及したのは戦後からです。旬はとくになく、一年を通して路地ものが食べられます。

プランタでも簡単に栽培でき、必要なときに外葉をかいて食べることができるので長期間の常食が可能です。プランタでは「ミニホワイト」という品種が育てやすく人気です。

種も香辛料として利用される

日本では茎だけが食用とされがちですが、栄養は葉のほうが豊富です。

さらにセロリの種(セロリシード)は独特の芳香とほろ苦味をもつ香辛料です。日本ではあまり知られていませんが、これを塩と混ぜあわせた「セロリソルト」はサラダや魚料理、スープに用いると絶妙なスパイスになります。

セロリのガン予防効果

強い香りと苦味成分はテルペノイドやポリフェノールなどの抗酸化物質で、ビタミンCや、体内でビタミンAに変換されるβカロテン、ビタミンEなどと相乗して、強い抗癌作用が期待できます。

また食物繊維が豊富で、便秘を解消する効果もあります。発がん性物質など、有害物質を早く排出させることで、大腸がんをはじめさまざまなガンを予防する効果があります。

イライラを抑えてリラックス効果

セロリの香りの主成分であるアピインは神経系統に働いてイライラを抑えてくれます。同じく香り成分のセネリンにも精神を落ち着かせる効果があります。その他40種類以上の香り成分が含まれ、セロリ自体の好き嫌いの原因になることもありますが、おおむね心と体をリラックスさせる効果が期待できます。

イライラは自分自身を不幸にしますが、周辺の人間関係にも悪影響を及ぼします。イライラに効くセロリは幸せをもたらしてくれる野菜かもしれません。

セロリを糠漬けにすると特有の芳香が加わるので、おいしい漬物に仕上がります。糠漬けでは乳酸菌が加わり、腸内環境が改善されて肌を若々しく保ちます。

血液をサラサラにする効果

セロリに含まれるピラジンには、血栓を防ぎ、血液をサラサラにする効果があります。

セロリにはビタミンEも多く含まれます。ビタミンEは「若返りのビタミン」とも呼ばれています。末端血管を広げる作用があるので、ビタミンCなどと相乗して強い美肌効果が期待できます。

その他の栄養成分

セロリに含まれるメニチオンは肝臓の働きを助ける作用があります。

またセロリは鉄分を多く含んでいます。日本人女性の2割が抱える貧血のお主な原因は鉄分の不足によるものです。セロリを食べることで貧血の改善が期待できます。

セロリは他にもカリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、ナトリウムなどを豊富に含んだバランスのよい野菜です。